二度失う

宇賀神先生が佛様の国に旅立たれて間もない頃から、私はずっとひとつの怖れを抱いていました。 「宇賀神先生のことを、忘れてしまいそう。」 という怖れです。 初めの頃はあまりにも突然の悲しい出来事で、宇賀神先生が亡くなる前は一...

夢の中で会えた、という夢を見た

昨日は宇賀神先生のお誕生日でした。 そのためかどうかは分かりませんが、朝に宇賀神先生の夢を見ました。 なんとも不思議な夢で、私はその夢の中で「宇賀神先生に会っている夢」を見ていました。 まるで「インセプション」という映画...

逃げる

私は、ときどき逃げます。 なんだかとっても悲しくて、鬱々として押しつぶされるような感覚にとらわれたとき、私は逃げることにしています。 お酒を飲める方はこういうとき、お酒に逃げられるのでしょうね。 いいなぁ、酔える人は。 ...

寄せては返す波のように

前回はそれこそ数年ぶりに宇賀神先生との楽しい思い出話をこのブログに書くことができました。 とても嬉しかったです。 正直なところ、宇賀神先生の楽しくて不思議な話を書きたいとこのブログを始めたはずですのに、今は何かを書こうと...

亡くなった人の思いが歌で届く

宇賀神先生の声を聞きたいと、その存在を強く感じたいと願っています。 先生が佛様の国に旅立たれてから2年たった今、ときどき声を聞いたかなと思える瞬間が増えました。 ですが2年前の今頃、宇賀神先生が佛様の国に旅立たれた日から...

あの手が懐かしい

風邪を引きました。 幸いコロナやインフルエンザではありませんでしたが、数年ぶりにしんどい風邪を引いてしまいました。 熱が出て喉が痛くて身体のふしぶしも痛く、寝苦しかった夜、やはり思い出すのは宇賀神先生の優しい手でした。 ...

胡蝶の夢

「胡蝶の夢」という荘子の詩があります。 学校で習った中国の古典文学で、私は荘子の持つ幻想的な世界観が好きでした。 「胡蝶の夢」の詩のなかで、荘周(登場人物の名です)は蝶になった夢を見ました。 その夢があまりにもリアルで、...