今月も色々とお出かけして、少々落ち着かない日々を送っております。
今日はそんな旅のアルバムからご紹介させてください。
毎月東京にも出張に行っております。
ご縁を得て、華の都TOKYOに毎月出張できるなんて、本当にありがたいと思っております。
しかも、今月は母が習っております日本刺繍の展覧会が東京で開催され、母も出展いたしました。
もちろん、私も見て参りましたよ!
一針一針、気の遠くなるような作業ですね。
私はこの母の「マメ」さのDNAをどこに置き忘れてきたのでしょうか?
華やかな刺繍の展覧会を華やかな銀座で見て、とても楽しい一日でした。
また、先週は東寺さんにも行ってきました。
秋の特別拝観です。
またしても私一人で行きました。(宇賀神先生はお仕事でした。)
今回は金堂の薬師如来さんにお参りしたときに、また、心で「お会い」できたような、あの不思議な感覚がございました。
お薬師さんの目が暗いお堂の中で両目ともにきらりと光っていて、その目を見た途端に涙が出てまいりました。
もちろんそれは悲しみの涙ではなく、えも言われぬ幸福感による涙なのですが。
宇賀神先生は、
「それを法悦というんだよ。」
と、いつもおっしゃってくださいます。
その言葉とともに、お薬師さんの光る目を見ておりましたとき、思い出したことがございました。
キリスト教の精神では「愛」が説かれますが、佛教では「慈悲」の心と言われておりますね。
よく、宇賀神先生は、
「慈悲という言葉のなかに、『慈』という字とともに『悲』という字がどうして使われているのかを考えないといけないね。」
と、おっしゃいます。
そんな先生の言葉を思い出しながら、ずっとお薬師さんの前におりました。
そして、前回のブログ記事でもお伝えしましたが、湯峰温泉にも行ってまいりました。
ちょうど私たちが「宿泊」しております駐車場のところの真っ赤な紅葉がとても綺麗でした。
ちょっと暗い時間になってしまいましたが、帰る日には熊野本宮大社さんへもお参りいたしましたよ。
日が落ちるのが本当に早くなりましたね。
熊野本宮大社さんには4つのご神殿があるのですが、この写真は第3神殿の素戔嗚尊(すさのおのみこと)様です。
そう、いつぞやの「檜皮葺き」のふき替えのときに寄進させていただき、宇賀神先生の名前の書かれた檜皮が、この屋根のなかのどこかに埋もれておりますご神殿です。
お参りさせていただくたびに、「この屋根のなかのどこかに」と思いますと、そしてそれはもしかしたら私たちの寿命より少しは長く残っているかと思いますと、やはり密かに嬉しいですね。
と、まあこのように、10月以降はやはり週末ごとに仕事や予定も入り、東奔西走の言葉そのままにありがたい日々を過ごしております。
そしていよいよ今週末は宇賀神先生のお寺の忘年会 in 有馬温泉♥です。
ずっと長いこと忘年会の泊まりの翌日は氣のいいところに皆様とともに行ったりなどしておりましたが、数年前の有馬温泉で忘れもしない、翌朝の迎え酒で見事に酔っぱらって立てなくなった宇賀神先生の勇姿を見て、翌日の予定を立てておくことはやめました。
だんだんと、のんびり・ゆるゆる・「いい」加減な会の運営となってきております。
( ̄∇ ̄)
そのかわり?、お宿に早くいらした方は宇賀神先生と一緒に温泉に入られて、氣の簡単な取り方など直接教えてもらってくださいね!
男の人はいいなぁ、という女性会員さんのお声が聞こえてきそうですね。
今年もまたいつものように、とっても楽しい忘年会となりますように!
と申しますことで、今日は旅のアルバムからのご紹介でした。
個人的には東寺さんの紅葉の写真の色合いが綺麗に撮れたのが嬉しかったですし、また、湯峰の紅葉の向こうで、少女のようにはにかむ宇賀神先生の写真なども大好きなのですが、このようなことを申しますと、
「綾野さん、その美的感覚はヘンタイだから誰にも言わない方がいいよ。」
と先生にさとされそうですので、やめておきますネ。
皆さまにもお楽しみいただけましたなら、幸いです。
合掌