嵐が過ぎるまでは

今日は特に、宇賀神先生を直接ご存知の方たちに向けて、先生が「伝えてね」とおっしゃったメッセージをお書きします。

今年に入ってから新型コロナウイルスが世界中で蔓延し、日本も例外ではなく、いまだにその脅威は去っていません。

10月下旬の現時点ではGO TOキャンペーンやGO TOイートキャンペーンも始まって、また日本の新規感染者数の増加が世界に比べると緩やかなこともあり、なんとなーく気持ちが緩んできた感じはいたします。

ですが、ワクチンや治療薬ができたわけでもありませんから、心から安心できませんね。

ですので、経済再開の流れは少しずつ動き出してはいるものの、まだまだその流れから遠く取り残され苦しい状況の方達も多うございます。

世の中の流れに素早く乗れる人、乗れない人、立場は色々でいらっしゃると思われますが、今日は特に、そんなに器用に立ち回れない人(筆頭はワタクシですね・・・)に向けての伝言のようです。

以下は、宇賀神先生の言葉通りに書きます。

『今までの人類の歴史を見ても新しいウイルスや病原菌のパンデミック(感染爆発)は何度も起きてきた。

一度や二度じゃないからね。

ペストもコレラもスペイン風邪も、みんなそう。

古い歴史を見ても、例えば南米のインカ帝国が滅びたのは侵略してきたスペイン人が持ち込んだ病原菌(天然痘など)に対して免疫がなくて、それでほとんどのインカ人が死んだからだって言われてるんだ。

中国発のウイルスによるパンデミックも、多かった。

人口の半分が免疫を獲得すると、そのパンデミックは収まると言われている。

集団免疫だね。

それを、今回ワクチンを待たずに本当にコロナに感染することによっていち早く集団免疫を獲得しようとして失敗したのがイギリスだ。

そう言った首相が国民からえらい怒られて、また自らかかってしまった。

治ってよかったけど。

昔はこんな新しい病気が伝染していく仕組みなんて分からなかったから、ヨーロッパでは「悪魔が病気をバラまいている」、日本では「鬼が病気をバラまいている」って言われてきた。

そしてそのとき日本で流行るのが陰陽師だったり、密教だったり。

今は「鬼滅の刃」とかいう漫画が流行っているらしいけど、そういうのを描く人はやっぱり勘がいいんだね。

イマジネーションが強い。

何かを感じていち早く物語を描き始めていたんだろ。

そして読む人もそれを求めている。

すごい力(霊力)が宿る刀で、悪い鬼を退治してくれる存在を。

桃太郎伝説も同じだよ。

桃太郎の桃も中国では悪病を払って不老長寿を得られる実とされていて、だから「桃」太郎は「鬼(病気)」を退治したんだな。

伝説っていうのはは史実を伝えるために物語にして書かれていたりするから。

それで、世界の中には閉じ込められたマイナス面の意識もある。

怨念だったり、呪術だったり。

そんな裏側の意識は、何かの加減でブワッと表に出てくる。

気をつけないといけないよ。

人の心が弱ると、裏側の意識がブワッと出てくるんだよ。

で、間違った神がかり的なことが言われたりする。

例えば関東大震災のときも、そんな大災害が起きるのは日本の神様をないがしろにしたからだ、と言われてやたらと神さまを祭り上げだし、やがて「神国日本」と騒がれ始めた。

そして神の国となった日本は戦争に向かって、「神風」特攻隊まで生んで。

たしかに今回のコロナことでも、日本国中の神さまや佛さま達が総出でみんなのことを守ろうとしてくださっている。

わしもそれをひしひしと感じているし、感じているのはわしだけじゃないと思う。

でも、そんな神さまや佛さまのご加護を、昔の日本みたいに変な方向に解釈して利用したらダメなんだ。

疫病は宗教(変に偏った宗教的な解釈)では抑えられない。

それならこんなときはどうすればいいのかって、地道な方法に目を向けて、感染を避けるしかないんだ。

人混みへの外出を控え、マスクをして、うがい手洗いをして、感染を避けるしかない。

嵐がおさまるまで(ワクチンや治療薬ができるまで)頭を低くしてじっと我慢するんだよ。

それ以外に方法はない。

心が弱るとつい裏側の世界に逃げたくなるけど、そうではなく地道な方法を選ぶんだよ。

人間の弱った心が作る暗い行動こそが怨霊なんだ。

悪い夢を見ないこと。

いい夢を見て、この疫病がおさまったらどこか旅行にでも行こうとか、楽しい夢を見て、無事に過ごすしかない。

このコロナも、いつか必ず終息する日がくる。

今までコレラだって結核だって、みんな乗り越えて来た。

だから、嵐がおさまるまで頭を低くして、じっと我慢して、無事でいるしかない。

それ以外に、方法はないんだよ。』

宇賀神先生は、

「嵐がおさまるまでは頭を低くしてじっと我慢するんだよ。」

と何度もおっしゃいました。

宇賀神先生には、不思議な力があります。

それこそ、普通ではなかなか治らない病気をおさめたり、取れなかった痛みを消してしまったり、会ったこともない人を遠くからご祈祷して健康を回復させたり。

ときには「奇跡です!」とまでおっしゃってくださる方達もいらっしゃいます。

ですが、そんな宇賀神先生は、目指す最終ゴールが奇跡のようなことでも実際になさるお仕事の姿勢は、「一歩一歩、地道に」なんです。

ベイビーステップ(ほんの小さな一歩)とも取れるような小さなことを、一つずつ積み重ねていかれるんです。

暗い森の中を一歩ずつ歩みを進めていたら、あるとき突然森を抜けて視界が明るく開ける瞬間が来るかのように、宇賀神先生のお仕事は、小さな積み重ねをしていくうちに、奇跡とも言えるようなことが起こったりするのです。

地道な歩みの結果、地道にゴールにたどり着くこともございますし、一足飛びにゴールにワープすることもございます。

そこのところをお伝えするのが、いつも難しいなと思うのですが。

ですので、今回のコロナ禍も、「地道に」対処する。

感染をさけ、マスクをし、うがい手洗いを心掛ける。

「嵐が過ぎるまでは頭を低くしてじっと待つんだよ。」と。

とはおっしゃるものの、宇賀神先生ご自身もつらいですよねぇ。

今日も偶然、映画のワンシーンでイタリアのローマをご覧になり、

「ここに普通に行けたときがあったんだよなぁ。」

と、ちょっぴり涙ぐんでおられました。

新型ウイルスがこんなに蔓延しておらず、安心して旅行できていた頃を思い出されて。

のび太くんの、今日もちょっぴり涙ぐんだ瞬間!

もちろん、私たちは毎日毎日、1日も早くコロナがおさまるよう、お祈りしております。

私はまだイタリアには行ったことはございませんので、遠い奇跡(イタリア)を目指してまずは一歩一歩(コロナがおさまるご祈願と、貯金(T-T)と、ローマ遺跡を歩くための強い足腰!)、地道に歩いていきますか。

ということで、今から宇賀神先生と近所のお散歩にまいります♥

どうか皆さんも、今日の一日を何卒ご無事にお過ごしくださいませ。

合掌