ホントつき

「僕のことウソつきって呼ばないで!ホントつきって呼んで!!」

宇賀神少年は小さい頃、そう心の中で叫んでいました。

 

宇賀神先生の能力は、一言では言い表せないほど多岐に渡ります。

氣と呼ばれる力で人様の病苦を取り除いたり、

お加持の力と先生の人生経験から導き出されたアドバイスとで人生の苦難を解決に導いたり、

霊視により見えざるものの世界のことについてお答えしたり。

そしてこれらの能力の原点ともいうべき特異な才能の一つが、「ホントつき」です。

 

「ウソつき」という言葉がございますね。

文字通り、ウソをつく人のことです。

そして「ホントつき」とは、初めはウソをつくのですが、やがてそのウソがホントになる(実現してしまう)力を持っている人のことを表わします。

はい、もちろん宇賀神先生の造語ですよ(^-^)

そして宇賀神先生は、ホントつきです。

 

宇賀神先生は子供の頃から夢見がちでした。

いえいえ、これではちょっと言葉を取り繕いすぎです。

宇賀神先生は夢見がちなんていう可愛いものではなく、異常児と烙印を押された小学校・中学校時代は、

「宇賀神!夢は寝てから見ろ!]

と、毎度のように学校の先生に注意されるくらい、目を開けたままボーっとして、周りの景色も眺めつつ同時に頭の中の夢の世界も見ていたという、素晴らしすぎるイメージ力をお持ちでした。

(詳しくは「イメージの力」をお読みくださいませ♥)

結果としてそれが後の瞑想力(という言い方が適切かどうかは分かりませんが)につながったり、霊視につながったりするのですから、人生何がどう生きてくるのかは分かりませんね。

 

そしてそんな風に目を開けながら見た夢でずっと見ていた映像が、あるいはその場で口から出まかせで言ったことが、後に実現していたなんてことも、実は結構たくさんあるのです。

 

たとえば、とても長い時間をかけて実現したことで申しますと、さっきご紹介した記事の、英語の授業のときのことです。

その当時の英語の先生のお名前は、門脇先生とおっしゃいました。

そして生徒たちがつけたあだ名は「ワンスモア門脇」。

と申しますのも、その門脇先生が生徒たちに英語を読ませるときに、

「はい、この文章を読んで、ワンスモア(もう一度)!」

と、よくおっしゃっていたからだそうです。

先生の口ぐせをあだ名にするのは、子供にはよくある話ですね。

 

さて、そのワンスモア門脇先生が当時中学生でいらした宇賀神少年に授業で質問なさいますと、学校の授業に到底ついて行けてなかった宇賀神少年は、いつも答えられませんでした。

そんなとき門脇先生は必ずこうおっしゃたそうです。

「あのな、宇賀神が将来大人になるころには、英語はもっと必要になっているぞ。外国に行く機会も増えるだろう。そんなときに英語ができないと不自由だぞ。」

だから勉強しなさい、と先生は宇賀神少年の身を案じておっしゃりたかったのでしょう。

 

ところが宇賀神少年はめげずにこう言いました。

「大丈夫です、先生。僕が大人になって外国に行くときは、僕専用の通訳を連れて行きますから、なんの問題もありません。」

するとワンスモア門脇先生は、

「チッチッチ、君のその学力じゃ、将来専用の通訳なんて雇える身分じゃないよ。」

と、おっしゃいました。

そう考えられるのも当然ですよね。

 

ところが・・・ごめんなさい、門脇先生。

先生が宇賀神少年の将来を案じてそんな風におっしゃってくださったのはありがたいのですが、大人になった宇賀神先生は、今、「専用の通訳」を手に入れられました。

はい、私のことです。

 

と申しましても通訳できるというほどの英語力でもないのですが、とにかく私は英語は大好きなのです。

なんでしょう、音(発音)なのかな?文法なのかな?

よくこのブログを書くときにも、大好きな「アイアンマン」や「ターミネーター・ジェネシス」などをアマゾンプライムでBGM代わりに聞きながら書くぐらい、英語の音は大好きなのです。

 

そして今年の秋に、実はとっても嬉しいことにアメリカに旅行に行くことになったのですが、宇賀神先生がこのワンスモア門脇先生のことを思い出されては、

「ほら、わしはやっぱり『ホントつき』だろ。」

とおっしゃっています。

 

中学校時代にペロッと口から出まかせで言ったことが、半世紀を過ぎてたしかに実現しました。

専用の通訳(私)を連れて、英語の本場、アメリカに旅行するという特典までついて。

あるいは、それは口から出まかせではなく、本気だったのでしょうか?

だとしましたら、昭和30年代当時の宇賀神少年は何を根拠にそんなことを言ったのでしょうねぇ。

根拠なんて、果てしなく無さそうですよね。

少なくとも私には何ひとつ見出せません。

 

やはり、ホントつき。

 

宇賀神先生の感覚では、

「今の段階では実現していないから人はウソって言うけど、でもいずれ必ず実現するから、それはホント。だから僕はウソつきじゃなく、ホントつき。」

だそうです。

だから心の中で「僕のことウソつきって呼ばないで!」って小さい頃からずーっと抵抗していたのですとか。

このホントつきの素質は、物心ついたときからすでに持っておられたのですって。

うーん、何と申せばよいのやら。

周りの大人達は大変だったでしょうねぇ。

今は私が大変ですよ(T-T)

ウソがホントになるまでは、超がつくほど凡人のワタクシといたしましては、振り回されてるという表現がぴったりの毎日でございます(ToT)

 

まあともかく、このことなどは半世紀以上もたってから実現しましたが、もっと短いスパンで起こることもしょっちゅうです。

いずれ再び東京に仕事にいくようになるよ、ということも、もうその数年前からホントをついて(予言して)おられました。

 

もっと近くで申しますと、あるとき梅田の繁華街にございますルクアでエレベーターに乗ろうと待っておりますと、一機目に到着したエレベーターは満員で、とても乗れませんでした。

繁華街でしかもすごく混む時間帯だから仕方がないよね、などと言っておりますと、ご機嫌に酔っぱらった宇賀神先生が、

「次に来るエレベーターは空っぽ!」

と嬉しそうに叫ばれるのです。

「またまたぁ、そんなこと言って、混む時間帯の繁華街やでー。」

と私が言うが早いか、次に到着してチーンと開いたエレベーターの中には誰一人乗っておられませんでした。

周りの人達も一同うわぁっと歓声をあげました。

まるでマンガのような宇賀神先生の日常と人生。

そのスリルとワクワク感は、ハリウッド映画のアイアンマンにも匹敵いたします。

お陰様でタイクツいたしません( ̄∇ ̄)

(ですがしょっちゅうハラハラいたします。)

 

hontotsuki
このときのホントは?

ちなみに、きっとこのときの宇賀神先生の心の中のホントは、「僕はワインを3杯飲ませてもらえる♥」だったのでしょうね!

果たして宇賀神先生の神通力の成果やいかに!?v(^-^)v

 

さて、宇賀神先生は今度はどんな楽しいホントをついてくださるのでしょうかねぇ。

あっ、そうそう、宇賀神先生がずーっとずーっと前からついてるホントで、まだ実現していないのがあるのですよね。

「わしは一生に一度は宝くじに当たる♥」っていうのが。

これは半世紀も待たなくていいですから!

何なら一生に一度ではなく、二度でも三度でも大歓迎ですから!!

エレベーターがすぐ来たみたいに、早くホントになぁーれ♥♥♥

 

合掌