世にも珍しい?、双子の宇賀神さまの写真をお見せしましょう。
この写真は東京の上野にございます、寛永寺さんの不忍池の弁天堂の前で撮影いたしました。
2017年頃から出張で東京へちょくちょく行くようになりましたが、去年2018年の秋に、突然この宇賀神さまの像が境内に祀られるようになりました。
宇賀神さま。
名前が、宇賀神先生の姓と同じです。
もちろん先生の姓は本名です。
(短い記事ですが、こちらも見てね!→「宇賀神 龍仙という名前」)
宇賀神という名前は関西では珍しいのですが、実は栃木県などではまあまあ知られた名前ではあります。
よくある三文判のハンコにも、ちゃんと標準的に用意されているくらい「宇賀神」の名前は存在しております。
そして神さまの宇賀神さまは、今でこそ知る人ぞ知るという感じの神様でいらっしゃいますが、その歴史はかなり古いと思われます。
宇賀神先生がおっしゃっていましたが、古くは縄文時代の土偶のなかに、頭にとぐろを巻いた蛇を載せている人の像があるそうです。
やはり蛇という、人間からしましたら異形の生き物に対する根源的な怖れが洋の東西や古今を問わずにあり、ですからこそ日本を含む世界中でかなり古い時代から蛇が神さまの世界に属するものとして扱われてきたのかなと思われます。
その縄文時代の蛇を頭に乗せた土偶を見たくて、去年の縄文展に行ったのですが、残念ながら展示物のなかにはございませんでした。(→「人生山あり谷ありと言いますが、『谷間の春は花が咲いて』いました。」)
現在の宇賀神さまは、とぐろを巻いた蛇の身体の上に、ヒゲを生やしたおじいさんの顔が乗っている形で表されています。
私がいままで見たいくつかの宇賀神像はすべて頭を宇賀神先生のように丸坊主にしておられましたが、ここ上野の新しい宇賀神さまは髪の毛を生やしておられますね。
お顔もどこか幼げで、とても可愛らしい宇賀神さまだと思います。
また、以前もご紹介しましたが、この宇賀神さまを頭に乗せた弁天さまがいらっしゃいまして、「宇賀神弁財天」というお名前がつけられたりしておられます。
上野の東京国立博物館で一度「現存する最古の宇賀神弁財天」像として、とても美しい弁天様が展示されており、ほれぼれと拝見しましたが、残念ながら次に伺いましたときは展示されておりませんでした。
よく存じませんが、常設展のほうでも展示物は入れ替わるのでしょうか?
よろしければこちらの記事も見てください。
お写真も載せておりますが、とても美しい宇賀神弁財天さまですよ。
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もちろん今でも実際にご本尊さまとして祀られている、宇賀神さまを頭に載せられた弁財天さまもいらっしゃいます。
有名なところでは、琵琶湖の竹生島(ちくぶしま)や、鎌倉の江の島の弁天様がいらっしゃいますね。
また、この上野の寛永寺さんの不忍池の弁天さまは、八臂大辯才天尊(はっぴだいべんざいてんそん)さまとお名前がつけられておいででしたが、やはりその頭上にも宇賀神さまをいただいておられました。
お守りを買ったときにいただいたしおりに綺麗に描かれていましたから、ご参考までに載せますね。
絵の下に「本尊 八臂大辯才天尊」と書かれておりますが、字が小さいため見えづらく、申し訳ありません。
ちょっとアップにしてみます。
弁天さまの頭の上の鳥居のなかに、宇賀神さまが見えますでしょうか?
これらの宇賀神さまの風貌と、宇賀神先生の風貌がどことなく似ているのは偶然なのでしょうか、それとも必然なのでしょうか。
宇賀神先生は長いお髭を生やしておられますが、その理由は主にふたつです。
ひとつ目は、以前にもご紹介しました、宇賀神先生の運命を変えたと言っても過言ではない、偶然出会われた名前も知らない不思議なおじいさんの影響を受けて。
こちらの記事です♥
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そしてもうひとつの理由は、別の人相学上の問題で。(このことにつきましては、またいずれご紹介しますね!)
よく、世の中に偶然はないという風に言われておりますが、たしかにそのような一面は感じます。
ですが、あまり何でもかんでも縁や因縁や必然でひっつけてしまうと重たくなりすぎて身動きが取れなくなってしまいそうですから、自分にとりまして都合のよことにかぎり、ほどよく「必然だねぇ」などと納得することにしております。
ちなみに宇賀神先生はこのことを「いい加減(良い加減)♥がいいんだよー。」と言っておられます。
ですので私は、宇賀神さまの風貌と宇賀神先生の風貌がどことなく似ておられますのは、やはり宇賀神先生の宇賀神さまとのご縁が人一倍強くていらっしゃるため、と解釈しております。
日本には宇賀神姓をお持ちの方はたくさんいらっしゃいますが、その中のいったいどれほどの人が神さまの宇賀神さまの存在をご存じで、その歴史から、ご真言や印や、その他色々をご存じでしょうか。
宇賀神先生は、このことを「霊統」(れいとう)と呼んでおられます。
ご先祖さまから子孫への血のつながりのことを血統と申しますね。
それと同じように、霊的(神的)な縦のつながりを称して霊統と言うのだそうです。
宇賀神先生にとりましてもありがたいことに、ご自身でも、宇賀神さまからの霊統を受け継いでいらっしゃると感じておられるそうです。
強い強いご縁を感じておられます。
そしてそれは、実は宇賀神先生のおばあ様の代にも、強く表れていたのですとか。
宇賀神先生の実のおばあ様。
名前を「伝」(でん)とおっしゃったそうです。
次回からはそのお伝さんのお話をしていきたいと思います。
まあー、この方も、宇賀神先生と同じくトンデモナイお方だったようです。
やはり血は争えないのかしら。
事実は小説より奇なりと申しますが、宇賀神先生の人生を垣間見ておりますと、うなずかざるを得ませんね。
では、次回からもお楽しみに。
お伝えしたいことたくさんあるのですが、なかなか頻繁に更新できず申し訳ありません。
気長に待ってやってくださいませ。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。♥
合掌