運の悪さの補い方 その1

さてさて、先日は私の絶望的なほどのくじ運の悪さを(恥ずかしげもなく)お伝えいたしましたが、今日はそんな運の悪さを少しでも補う方法をシェアしたいと思います。

 

これは宇賀神先生の勉強会でずいぶんと以前に教えていただいた、松下幸之助さんに関する説話です。

松下幸之助さんと言えば、「世界の松下」として有名な松下電器産業さん、今はパナソニックさんの創始者でいらっしゃいますね。

彼は貧しい境遇から身を起こされ、神様と称されるほどの素晴らしい経営者となられました。

その彼の会社が大きく発展するきっかけとなりましたのが、かの有名な二股ソケットの販売です。

 

二股ソケットの売り上げが大きく飛躍したものの、松下さんはもっともっと会社を大きくし、「日本の松下」と言われるようにになりたいと願われたそうです。(後には「世界の」とまでなられましたが。)

そこで、北条さん(この方のお名前は宇賀神先生もウロ覚えです、申し訳ありません。)とおっしゃる人相見のところへ行き、どうすればこの先へ行けるのか尋ねられたそうです。

 

ところが、その人相見は、

「あんたさんの運はここまで来ただけでも充分すぎるくらいで、この先を望んだらあかん。」

というようなことをおっしゃったそうです。

それでも松下さんは、どうしても「日本の松下」と言われるくらいの大きな会社にしたいのです、と、食い下がられました。

すると、

 

「そんなら・・・いいですか、あんたさんの人相でいいところは無いけれど、たったひとつだけ、その『耳』の相がいいですな。

二股ソケットも、『電灯口がひとつしかなくて不便で』という話を『耳に挟んだ』から、売ったというではないですか。

その耳がよろしい。

聞いたことを活かしなさい。

そして、自分のできないことは人にしてもらいなさい。

自分に運がないなら、優秀な人を、頭と運のいい人を雇って、その人達の言うことをよく聞いて、聞いたことを活かしなさい。」

 

こう、おっしゃったそうです。

たしかに、松下さんのお写真を拝見いたしますと、お耳がとても大きくていらっしゃいますね。

その耳で、人の話・大切な情報を聞いて活かすよう、そしてまた、自分に運がこれ以上ないのであれば、いい運を持っている人に助けてもらうようアドバイスをいただいたそうです。

彼にまつわる多くの伝記でも、部下の方を含め人の話にはよく耳を傾けられたと記されておりますから、ご自身の耳を活かされたと申し上げても過言ではないと思います。

 

また、宇賀神先生の以前のお知り合いの方で、松下産業さんのある地方の工場の工場長をなさってた方がおられました。

その方がおっしゃるには、ご自身が入社試験を受けられたとき、最終面接で松下幸之助さんに直々に問われたそうです。

「あなたはご自分で運がいいと思われますか?」と。

その方は、

「はい、いいと思います!

大した大学を出たわけでもないこの私が、こうして松下さん直々に面接していただけるなんて、それだけでもう運がいいと思います!」

と、意気揚々と答えられたそうです。

 

結果は、合格。

そして、後に地方の工場の、工場長にまでなられました。

 

さらに、その工場で新入社員の採用試験を行われるときに、突然わざわざ松下さんが来られて、

「まんのいいのを採りや。」

と、おっしゃったそうです。

 

「まん」とは大阪弁で、「運」と「間(ま:タイミング)」のかけあわせのような単語、とでも申しましょうか。

つまり、「運のいい人を採用しなさい」と、おっしゃったそうです。

 

このことは宇賀神先生が直接その工場長さんからお聞きになったお話ですので、松下さんが「運のいい人に会社の仕事をしてもらう」ことを大事になさったのは、間違いないと思います。

 

ですので、運をよくする方法としましては、

「自分の中の(すでに持っている)いい運や相を活かし、それを伸ばす」こと、

また、

「自分に足りないところは、他の誰か、または何かに補ってもらえばいい」

言いかえるなら、

「得手に帆をあげよ」

ということでしょうか。

 

そのためには、まず、自分自身を振り返るというのはいい方法かもしれません。

自分が今まで何を得意とし、何に関して運がよかったのか、一度じっくり考えてみてください。

先日の「当たり前」の例えではありませんが、本人にとっての当たり前は、案外他の人の当たり前ではないことが多いのです。

せっかく「大当たりが目の前にある」のに、それが本人にとってはごく自然のことなので、幸運なことでも幸運と思わなくなってしまっている、ということが往々にしてあるようです。

 

「思い返せば自分はこれに関することでは結構運よく恵まれてるなー。」「他の人より簡単にこなせてるんじゃないかな。」などと思われる分野がございましたら、そこに磨きをかける、というのは一つの手です。

そして、自分が苦手なことは、今お流行りのアウトソーシング?を思い切ってしてみる。

苦手分野の克服に励むのは、義務教育まででいいのではないでしょうか。(ちょっと乱暴すぎる結論でしょうか?)

 

そう。

それで、ですね。

浅はかなワタクシが思いつきました、すっごくいいアイデアがございまして。

 

先日、私には絶望的なほどくじ運が無いことをお伝えいたしました。

ですが私の姪っ子のMちゃん、あの、似顔絵を描いてくれた子ですね。(本当の奇跡春の氣

Mちゃんは私と正反対で、オソロシイほどくじ運がいいのです。

去年のお誕生日会兼クリスマスパーティーで、義妹が子供たちのために用意したくじ引きがあったのですが、3人の子供たちの中でMちゃんだけは、引いても引いても、何回引いてもちゃーんと自分の欲しいものをゲットするのです。

義妹は一人当たり10個ほどの大量のくじを作ったのですが、その中で1度もハズレなく自分の欲しいものばかりを当てたのはMちゃんだけでした。

私は正直、羨ましさで開いた口がふさがりませんでした。

しかもいつぞや母と行ったお店では、ガラガラ(抽選)で見事10kgのお米を当てたそうですし。

 

そこで、アウトソーシング!

 

いつかMちゃんを連れて梅田の第4ビル、ジャンボ宝くじの特設会場に行き、

「Mちゃん!どれがいい~??( ̄∇ ̄)」

と、宝くじを彼女に選んでもらおうと思います!

 

Mちゃん、いつかきっと行こうね!

当たったらプリキュアのおもちゃと服を買ってあげるから♥

って、でも、その前にまず弟と義妹を説得せねば・・・。

「お姉ちゃん、そんな変なバクチに大事な娘を連れて行かないで」って言われそう?

(T-T)

そこのところもアウトソーシングで「母に頼んで説得してもらう」としてみますか。

私にはくじ運はないけれど、家族運には恵まれていると信じて・・・。

(T-T)(T-T)

 

合掌