仙台での出張のお仕事の後はご縁のある神様や佛様にお参りし、温泉で氣を取る(吐納導引)楽しいお修行の毎日を送っています。
前回もご紹介しました、仙台市内の三居沢(さんきょざわ)のお不動さん。
宇賀神先生が40年ほど前、ここのお滝場でもお修行なさいました。
今は柵があり、入れません。
竹駒神社。
日本三大稲荷のひとつでいらっしゃるとか。
霊験あらたかな、お稲荷さんです。
宇賀神先生がここのお狐さんの石像をご覧になり、
「いい彫りだなぁ。大正時代って書いてる。この時代には、こんないい彫りをする職人さんがたくさんいたんだなぁ。」
と、ひとしきり感心なさっていました。
私は建物や石像などのよし悪しも分からないのですが、先生はいつも色々なことに関心を示されます。
もちろん、綾小路きみまろさんの歌ではありませんが、「由緒書きの看板を必ず読む中高年」もドンピシャリです。
由緒書きには、御祭神として「倉稲魂神 うかのみたまのかみ」と書かれてありました。
うかのみたまのかみ、つまり宇賀神さんはこのような字も使われるのですね。
ところで、たまたま入った食堂で、「ザ・昭和!」なメニューを発見。
お味も昭和でした。
なんと申しますか、イマドキの「肉汁がジュワッとしみだすハンバーグ」ではなく、昔懐かしい「ふつうの」?ハンバーグとナポリタン。
美味しかったです。
20代の頃に洋食のコックさんをなさっていた宇賀神先生も、懐かしがられるようなお味でした。
正直なところ、ナポリタンは宇賀神先生の作られるものの方が何十倍も美味しいですけれどね♥
そして、ねだってねだってやっと入ってもらえた、これぞ平成のカフェ!
若干不本意の宇賀神先生。(カフェでお茶するより、「居酒屋でお酒」派。)
たしかに、このお店にはかなりミスマッチな存在です。
なんだか、森のカフェに迷い込んだ小人さんのようですね。
今回の旅は、ほとんどを車中泊で過ごしています。
これはここ数日のお宿、「道の駅つちゆ」です。
カメラが斜めなのではなく、これくらいの傾斜がございます。
かなり過酷?
遠くに雪をいただいた山が綺麗に見えています。
ちなみに今日は朝から霧も出たり、今(23時)はゴォゴォというほどの強い風と雨です。
やはり過酷?
ですが先生は前日に買っておいたファミリーマートさんのおでんを小鍋で温め、サンダース号の中で朝食にいただいたりして、朝からご機嫌さんでした。
どちらかと申しますと、私は素敵なホテルや旅館の旅に憧れてはおりますが、このサンダース号で行く旅の開放感は、これはこれで素晴らしく。
20代の頃に父に連れられ、家族で行った登山の旅を思い出します。
山小屋に泊まりながら、アルプスを縦走しました。
あのときの開放感。
大きな大きな宇宙に浮かぶの地球の上の、ケシ粒のような小さな存在の自分。
視界中に広がる山々の中の、こんなちっぽけな存在が「私」なんだぁ、と。
そんな不思議な感覚がなぜか嬉しかったのを覚えています。
大阪ではとっくに散ってしまった八重桜が綺麗に咲いていたり、雪を眺められたり。
日本の自然は豊かで、本当にありがたいです。
合掌