長らく更新をさぼっておりました。
あっという間に季節は移りかわり・・・時が過ぎるのが早すぎると感じる今日この頃。
今日からは少しさかのぼって3月のことをお話させてくださいね。
3月のお彼岸には、私は大阪の天王寺にございます「四天王寺さん」にお参り致しました。
四天王寺さんは、日本で一番古い官寺です。
四天王寺さんの境内にはお彼岸のお参りに合わせた縁日(?)の屋台がたくさん出ます。
ちょっと写真には写せなかったので、様子が分かりにくいかも知れません。
私がお参りした日は雨でしたが、晴れておりましたら、本当にお祭りさわぎの露天商の賑わいです。
お寺の境内からアベノハルカスも見えます。
実はここ四天王寺さんには、私の祖母と祖父が眠っております。
宇賀神先生が、
「綾野さんのおばあちゃんがお彼岸までには一度会いに来てほしいって言ってるよ。」
と、ずうっと前から何度もおっしゃるのです。
不届きなことに、私はあまりお墓参りには行っておりません。
「家で毎日おばあちゃんにお供えもしているし、いっか。」
と、なぜかマメに行く習慣のないまま生きております。
一応、高野山でお修行のマネゴトもさせていただいておきながら、面目ない限りです。
ところが今年は宇賀神先生があまりにもおっしゃるので、お参りに行くことにしました。
すると、やはり先生のもとへ祖母から連絡?が行っていただけのことはございまして、私は今回四天王寺さんで祖母に「会う」ことができました。
私はいわゆるおばあちゃん子でしたので、嬉しかったですねー。
お墓の前でお経を唱えておりますと雨が結構降りだしてきましたが、祖母に会えた嬉しさに、傘を取りだす気にもなれずただただ雨に濡れながら、涙とともに声にならないお経をあげておりました。
「千の風になって」という有名な歌の通り、「おばあちゃんは佛様と同じく、どこにでも会いに来てくれる。」と信じておりますが(「千の風になって」は本当でした、というお話。)、今回のお墓参りでおばあちゃんに会えたと強く感じた私の感覚もまた、事実です。
もちろん科学的に真実かどうかは分かりませんが、私が個人的に感じた「会えた」という感覚は、私にとりましてはまぎれもない事実です。
いったい全体、死んだあとの魂の仕組みはどんなものなのでしょうか?
今のところ私には知る由もございませんが、あの世へ旅立ったときはイヤでも分かるでしょうから、そのときまでのお楽しみにとっておくことにしますか。
・・・そして話は変わりますが、四天王寺さんにはお大師さんの像がございます。
四天王寺さんは真言宗ではございませんが、色々な宗派を総合してお祀りなさっているようです。
実はここのお大師さんには以前、驚くほどの鮮やかさで頭痛を取ってもらったことがあります。
去年のその日は、宇賀神先生と一緒にお参りいたしました。
家の近くから路線バスに乗って二人で四天王寺さんに行きました。
私は車の運転は大好きですが、乗り物酔いも結構してしまいます。
案の定、路線バスで酔ってしまい、頭が痛くなってきました。
先生が「お参りした後に天王寺でご飯食べて帰ろう。」とおっしゃってくださったのですが、「頭が痛くて食べられへん・・・。」という、なんとも情けない返事をしたほどでした。
ところが四天王寺さんに着いてそのお大師さん像に会いに行き、お大師さんにつながっている錫杖(しゃくじょう)を握ってお参りした瞬間、頭痛がスーッとどこかへ消えてしまいました。
あまりの鮮やかさに、ちょっとびっくり。
真言宗のお寺でもないのに?
お大師さんのお力は、一体どこまで届くのでしょうか。
と、思っておりましたら、宇賀神先生が、
「わしが先に錫杖を持って振ったときに、お大師さんに『綾野の頭痛を治してくらっしぇ~!!!』って頼んだ♥」
ですって。
「くらっしぇ~」って一体、どこのお国の人なの・・・。( ̄∇ ̄;)
うーん、ですが、驚くほど効きました。
お願いしてくれてありがとう♥
そのお大師さん像が、こちら。(まずは遠景)
この写真を撮った日はテントが設営されており、ちょっと分かりづらいのですが、真ん中の木の左側にお大師さん像、右側にお参りする人が握るための錫杖が見えますでしょうか?
お大師さんの右手に握っておられる錫杖から紐が伸びていて、
私達が握る錫杖までつながっています。
つまり、この錫杖を握りますと、なんとお大師さんの御手につながるのですねー。
かの方の御手は、どんなだったのでしょうか。
きっと気持ちのいい「氣」に溢れておいでだったのでしょうね。
もちろん宇賀神先生の手も、それはそれは優しくて温かくて気持ちのいい氣が溢れておりますけれど♥
この錫杖は揺さぶりますとジャラジャラと音が鳴りますので、皆さん神社の鈴のように鳴らしてお参りなさいます。
宇賀神先生もそうですね。
ちなみに、私はいつも両手ではさんで拝む形でお祈りいたします。
もし皆さんもいつか四天王寺さんへお参りなさることがございましたら、霊験あらたかなお大師さんに、ぜひご挨拶申し上げてくださいませ。
できましたらそのときは本当は、「治してくらっしぇ~!」などとお願いなさらず、「本日ご縁を持ちましてお参りさせていただき、ありがとうございます。」などと御礼申し上げていただけますと、幸いです♥(お参りの極意 その1、その2)
合掌