唐突ですが、宇賀神先生は夢をコントロールすることができます。
夢と申しますのは、目標としての夢ではなく、寝ている間に見る夢のことです。
私のような普通の人ならば、なかなかコントロールすることのできない、夜寝ている間に見る夢のことです。
ひと頃は「夢見」の技術は超能力開発のための方法の1つとして有名だったようです。
カルロス・カスタネダさんが書かれた夢見を使う呪術師の本のシリーズも、知る人ぞ知るという感じでしたね。
私はずっと以前に、宇賀神先生のところへ通ってらした会員さんに教えていただいて、当時は何冊か夢中になって読んだはずですが、私の素晴らしい脳ミソはあまり内容を覚えてないようです。
ちょっと小難しすぎて・・・。
ですが、たしかその本に登場する南米の呪術師は伝統的な呪法として、今で申しますところの幻覚を見せる植物、つまりは麻薬のようなものを用いておられたようです。
もちろん幻覚剤(麻薬)は今の日本では違法ですが、古くからある世界中の呪術には、そのようなものの作用の力を借りることも多かったようです。
幻覚剤の力を借りて、よりスムーズに変性意識の状態に持っていくのです。
素質のあるシャーマン(呪術師)は、訓練を経て、変性意識状態にあるときに、神々の言葉を聞くようです。
もちろん変性意識下にあれば、どなたでも幻覚は見るでしょうし、幻聴も聞くでしょう。
ですが、もともと霊感のある人で、さらに訓練を重ねた人は、より正確に(その種族の信じるところの)神様や精霊の声を聞くのでしょうね。
それが果たして本当に神様の声なのかどうかなど、見極めるのも紙一重の難しい世界です。
ちょっと話が横に逸れました。
そう、宇賀神先生の夢の話ですが。
先生の「夢見の技術」は、カルロス・カスタネダさんの書かれたようなものより、もっとシンプルです。
多分これは、宇賀神先生の精神構造?が普通の人とちょっと違うからかも、としか申し上げようもないのですが。
先生いわく、
「(見たい夢を)見ようと思ったら見られる。」
のだそうです。
そしてそれを、映画でも見るような感覚で楽しんでおられます。
毎晩というわけではございませんが、たまに寝られる前に
「今日はこんな夢を見ながら寝ることにするわ。」
と、おっしゃるときがございます。
あるいは、ときに嫌な夢を見て目覚められましたら、
「もう一回寝て、敵(かたき)を取ってくる!」
と、二度寝なさいます。
再び起きられたあと、
「それで?敵は取れたん?」
と尋ねますと、
「大逆転してきた!」
と自慢げに、都合よく展開した夢のストーリーを話されます。
まあ、ですが、所詮は夢の話ですので、その内容は大したことない、もっと率直に申し上げますと、「どーでもいい」ような内容です。
大抵の場合が突飛もない設定で突飛もない展開の物語です。
今までお聞きした夢の中身までは、いくら私の記憶力がよくても?覚えておりません。
たぶん宇賀神先生ご自身でも覚えていらっしゃるものなんて、ほとんどないでしょう。
ですが、よくそんなに自在に夢を操れるものですね。
しかも「見ようと思ったら見られる」だなんて、シンプルすぎます。
そこらへんの精神構造がすごいですね。
最近は「明晰夢」(めいせきむ)として、夢見の技術は再び脚光を浴びているようです。
(かなりマイナーな一部の方達の間のみでしょうけれど。)
明晰夢とは、その夢の中で寝ている本人が「これは夢だ」と気づき、さらにはその夢の中で自由に動ける、というものだそうです。
「見たいと思ったら(見たい夢が)見られるんだよ。」とおっしゃる宇賀神先生からは、「どうやったら見られるようになるのか」をなかなか習いにくいと思い、仕方がないので最近の明晰夢関係の本を読んでみるのですが・・・なかなかうまくいきません。
と申しますのも、ワタクシの得意技が「ドラエモンに出てくるのび太君なみに、ベッドに入ったら3秒で寝られる」というくらいの寝つきのよさなのです。
「今日こそ、いい夢を見よう!」と思う間もなく、布団に入ったらすぐに記憶がございません(^-^;)
まるでいつぞやの国会議員のような言い訳。
いえ、ごめんなさい、ちょっと違いますね。
明晰夢関係の本によりますと、人は皆、毎晩寝ている間に必ず夢は見ているそうなのです。
ただ、ほとんどの人がそれを覚えていないだけなんですって。
ですので、正確に申し上げますと、私は毎晩夢を見ているけれども夢の内容を覚えていない、ということになります。
ましてや自由に動き回れるようには、なかなかねぇ。
ですが、人が寝ている間の脳の働きは素晴らしいらしく、まだまだ解明されていないことの方が多いそうです。
そしてやはり夢は、宇賀神先生の持つ不思議な能力にも関係が深いようです。
夢をコントロールすることは、もしかしたら超能力や霊能力、氣をコントロールする力にも何か関係があるのかも知れません。
どういうつながりがあるのかという科学的な解明は、まだまだ更に先の研究分野なのでしょう。
ただ、今の段階で申し上げられますことは、夢をコントロールできたからと言って、必ずしも何か超能力や氣の分野においての成果が現れるわけではないということです。
また逆に、夢をコントロールできないからと言って、氣を操ることができないというわけでもございません。
現に、私は夢はコントロールできませんが、氣に関しましては多少は可能です。
何かしらの影響はあるのかも知れない、というだけの話です。
少なくとも、ままにならない世の中で生きていて、せめて夢の中では思う存分自由に行動してみたいですね。
自称「寝るときは『のび太君』並み」のワタクシも、いつも楽しい夢を見ることを願っています。
さて、皆さんなら、どのような世界を思い描かれますか?
まずはヘンゼルとグレーテルのような「お菓子の家」でしょうか?
宇賀神先生は、お酒を「浴びるほど飲んでみたい」を通り越し、「お酒の中で泳いでみたい♥酒風呂」でしょうか??
皆さんもどうぞ、楽しい夢の世界を探検してみてくださいね!
合掌