地面に落ちた車の影の屋根の部分にちょこんと乗っておられるビリケンさんのような、全身金色に輝く「何かお人形さんのようなもの」が私の目には見えました。
ですが、宇賀神先生の目にはその影は見えなかったそうです。
「わしは車から降りて見てみないと分からん。」
と、おっしゃいました。
出雲大社さんの目の前の交差点からほどなくして、参拝者のための駐車場に着き、車を降りました。
宇賀神先生が車の外から屋根を見上げますと、
「うん。わしには銀色の鎧を着た人(神様?)が見える。」
と、おっしゃいました。
逆に、私の目には何も見えませんでした。
ですが、地面に落ちている車の影を見ますと、やはりその屋根の部分にビリケンさんのようなものが金色に輝いて見えました。
これも宇賀神先生いわくの「受像機の問題」なのでしょうね。
地面に落ちた影には「ビリケンさんのような全身金色の何か」が見えたけれど、直接屋根の上を見上げても何も見えなかった私。
影では確認できなかったけれど、直に見ると「銀色の鎧を着た人(神様)」が見えた宇賀神先生。
不思議なものですが、そのとき私たちの目には、それぞれこのように見えました。
「多分、出雲大社の神様に仕える『眷属(けんぞく・従者や使者という意味)』の神様のお一人がついてくださったみたいだ。」
と、宇賀神先生はおっしゃいました。
いったいどうして私たちの車に乗ってくださったのでしょうか?
出雲の神様が遣わして下さったでしょうか、それとも自主的?に乗ってくださったのでしょうか。
いつまで乗ってくださるのでしょうか?
そのときは(いえ、今も)何も分かりませんでしたが、とにかくその神様が車の上に乗ってくださってからは、車道を走ることも車庫入れも、何もかもが怖くなくなりました。
一瞬であの背の高いキャンピングカーに慣れてしまった感覚は、今思い出しましても不思議としか言いようがありません。
なぜ急に私たちの車に乗ってくださる気になられたのかに関しましては、宇賀神先生は、
「わしは神様に好かれるからなー♥」
と、のたもうておられます。
真偽のほどはさておき?
出雲さんにお参りし、厚く厚く御礼申し上げ、
「お陰様で車が怖くなくなりました。ずっとずっと神様に乗っていていただきたいと願っておりますー!ありがとうございますー!」
と、信条に反して懇願してしまいました。(切実)
そして出雲さんを後にして、すぐ近くの博物館に参りました。
たしか「古代出雲歴史博物館」だったと思います。
すると、そこの展示物のなかに、まさに宇賀神先生が見られたお姿と似た、大きな人形(だったと思います。それとも絵だったでしょうか・・・?)が白馬にまたがっていたものがありました。
それは、確か私が弥生人や聖徳太子の少年時代のイメージで記憶しております髪型(みずら、というそうです。ググりました。)をしていたと記憶しています。
そして、頭には金色の小さな冠むりのようなものを付けていました。
私にはこの冠むりの金色が何故か「全身金色のビリケンさん」に見えたのか・・・と、己の受像機の拡大解釈ぶりにびっくりしました。
いえいえ、もしかしたら、宇賀神先生の方が縮小解釈?なさっていて私の「ビリケンさん説」が正しいかも知れません・・・って、そんなことないですね、きっと( ̄∇ ̄)
宇賀神先生の見られたものが、より実際に近いのではと思います。
あれから、その神様はずっとうちの車(サンダース号)に乗ってくださっています。
もちろんご飯の度にお供えをしておりますためか、どんどん背丈も大きく伸びておられるようです。
初めはビリケンさんの大きさだったのにね?
いまでは白馬にまたがる王子様よろしくご機嫌でサンダース号にまたがっておられ、宇賀神先生が日本全国サンダース号で旅をなさるように、車の神様も結構「白馬での旅」を楽しまれています。
神様いわく、「わしはこの馬(サンダース号のこと)が気に入った。」そうです。
その気になられれば、韋駄天(いだてん)のようにひとっ飛びで全国どこへでも行ける神様にとりましては、白馬ではなく「牛車での旅」だったりして( ̄∇ ̄;)
まあ、それはまたそれで楽し、でしょうか?
今でも車に乗り、エンジンスタートするときは、
「神様、今日もよろしくお願いいたします。」
とご挨拶したり、
「神様、今日は神様のお好きな熊野へ参りますよ。」
と、ご報告したりします。
逆に、
「たまには里帰りしたい。(出雲に行きたい)」
と、神様がおっしゃるときもございますが、
「そんな・・・貴方様でしたらひとっ飛びでお行きになるでしょう?」
とは口がさけても言えず?
「お望みでしたら、折りを見つけまして、必ず参りましょう。」
とお答えしています。
よく「旅は道連れ」と申しますが、こんなに頼もしい道連れは他にはございません。
なかなか車の旅に出かけられないときは、さぞ退屈なさっているのでは、と申し訳なくもあります。
駐車場に停めております車の前を通るたびに、
「また近いうちに旅に出ますから、もう少しご辛抱くださいね。
いつもありがとうございます。」
と、ご挨拶しております。
いつも宇賀神先生と二人旅なのですが、不思議と大所帯で旅しているような楽しい感覚がいつもございますのは、車の神様はじめ色々な目に見えない方達が一緒に旅してくださっているからかも知れません。
あ、ぴーちゃんもいましたね♥
と、申しますことで、今日もサンダース号で車の神様やぴーちゃんや、その他大勢?で湯の峰にきております。
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ずいぶんと長い間ブログの更新ができずに申し訳ありませんでした。
心配してメッセージを下さった名古屋のT様はじめ皆様方、私たちのことを案じてくださりありがとうございます!
皆様の愛♥に支えられ、お陰様で今日も元気に生きております!
心より感謝を込めて
合掌