前回の「一番簡単な氣を取る瞑想法(イメージ法)」で、宇賀神先生の瞑想法はほとんどがイメージ法です、とお伝えしました。
ですので、氣を取る(氣の導引術を行う)ための一番簡単な方法としまして「まず、ご自身のお身体を包み込むような卵型の氣のボディをイメージしてください」と、お伝えしました。
イメージ・・・するだけで、氣が本当に体内に取り込めるようになるの~?と思われたアナタ様、そのお気持ち、よぅーく分かります。
そんなに簡単でしたら、誰でもすぐに氣の達人になってしまいますものね。
実は、このイメージ法で本当に皆様が氣を(実際に)たくさん取れるようになるのかは、ワタクシにも分かりません。
ですが、氣を本当に意識的に取れるようになる第一歩が「イメージ」であることだけは、確かです。
人間のイメージ力(想像力)は、全ての夢を叶えるための出発点です。
宇賀神先生が、よく勉強会でおっしゃってたイメージ力の凄さのたとえ話をいたしましょう。
それは、ジュール・ヴェルヌの小説「海底2万里」です。
この本の中で、たしか主人公は潜水艇「ノーチラス号」に乗って海の中を旅します。
お恥ずかしながら私は読んではいないのですが、この小説が発表されました1870年当時、これを読まれた方達は、今まで見たこともなかったような海の底の世界を想像して胸をワクワクさせたのではないでしょうか?
ジュール・ヴェルヌの小説の中でノーチラス号は、海水を取り込み、そこから燃料と酸素を作りだしていました。
つまり、無限の燃料が存在し、永遠に海の中に潜っていられたのです。
そして、この本が出版されてから後、現実の世界で作られた世界初の原子力潜水艦の名前が「ノーチラス号」でした。
ノーチラス号は世界で初めて、原子力で動き、北極点の氷の下を潜航状態で通過しました。
原子力の良し悪しは別としましても、ディーゼルなどの燃料補給を必要とするわけではありませんから、無限に近いと言えば近い燃料ですね。
宇賀神先生は、
「つまり、ジュール・ヴェルヌが想像したことが現実になったんだよ。
海水の中にもウランはいっぱいあるからね。」
と、おっしゃいます。
もちろんジュール・ヴェルヌだけでなく、今私たちが日常生活で恩恵を受けております様々なこと、例えば電気ひとつをとりましても、一番初めは世界の誰かが「こんなのがあったらいいのにな。」「こんなこともできるはずだ。」と願い、想像することにより創造されてきたものです。
創造の出発点は想像です。
「想像『力』」。
想像には、力があります。
そう言えば、ひとつ思い出したのですが・・・宇賀神先生の想像力がどれほど筋金入りなのか、と申しますエピソードを。
宇賀神先生が小学校の頃からずっと、「おばかのやっちゃん」と周りの方から言われるほど、今で申しますところの学習困難児、その当時は「異常児」のレッテルを貼られていたことはお伝えいたしましたね。(思い込みのチカラ)
中学校の英語の教科書の表紙に、荒野を走るアメリカのハイウェイの写真が載っていたのですって。
現在の日本では容易に想像できるアメリカの光景かも知れませんが、当時の日本はまだ東名高速もできていないような時代でした。
宇賀神少年はもちろんのこと、英語の先生もその写真のハイウェイが一体どんなものであるのかを詳しくご存じではなかったそうです。
教科書の表紙は、ちょうどそのハイウェイが十字に交わっているところの写真だったようで、日本の高速道路のジャンクションのように、ぐるりと小さく円を描いている道も交差点のすぐ横に写っていました。
宇賀神少年がその表紙の写真をじーっと見ていますと・・・
段々とその写真の世界に入り込み、自分が車に乗って運転していて、そのハイウェイの交差点を通過していく景色が見えてくるんですって。
(中学生で運転したこともないくせに。)
そしてそのまま車を走らせますと、土と岩ばかりの荒野のハイウェイのすぐそばにドライブインらしき建物が見え、その鎧壁(よろいかべ)の白色のペンキが風になびいてヒラヒラとはがれかけているところまで見えてきたそうです。
そして、「教科書の中のアメリカ」に没入しております宇賀神少年をご覧になった学校の先生は、
「宇賀神くん、夢は寝てから見ろ。」
と、何とも適格なアドバイスをくださったのですとか。
このように小さい頃から宇賀神先生は、
写真一枚ですらその世界に入り込み、まるで映画の主人公になったかのように周りに景色が展開していく、
ほどの想像力をお持ちなのでした。
特に、このブログでお伝えしております宇賀神先生の加持祈祷や氣功、霊能力などの目に見えない力には、イメージする力が大いに求められます。
イメージをただの空想に留めないほどに強烈に鮮明にできましたなら、もしかしたら前回お伝えしました、氣を取り込む量も増えるかも知れません。
と、何ともエラソーに書いておりますが、お恥ずかしながら、私も宇賀神先生のように「確実に膨大な氣を導引している」確信などは、いまだに持てておりません。
ただの先生の受け売りでございます。
確かに、この間も湯峰温泉の中で導引術を行いましたときは、いつもよりもずっと長い間お風呂上りの身体のほてりが続いたような気がいたしますが、「それってのぼせただけじゃないの・・・?」と言われましたら、そうかもネ( ̄∇ ̄)、としか答えられません。
体内の氣を測る測定器があるわけではないですからねぇ。
ですが、宇賀神先生のお考えでは、「まずはイメージすることが大事」だそうですから。
まあ、どうせ気持ちのいい温泉や神様佛様の聖地で氣を取り込むのですから、のんびりと楽しみながら、イメージしてみましょうね♥
合掌