昨日は宇賀神先生の「意思伝達能力」についてお話しました。
今日は本物のテレパシーのご経験につきまして、お話したいと思います。
テレパシーって、意思伝達の究極の形ですね。
いわゆる「超能力」と呼ばれるものの一種です。
時を追ってお話したいと思いますので、また数回に分けましてお話しさせていただきます。
宇賀神先生は、正確な年数は分かりませんが少なくとも25年近く前、本物のテレパシーをお使いになる、宇賀神先生でさえ舌を巻かれるほどのすごい能力を持った方とお会いなさいました。
インドネシアの、マスター・スジャンタ(正しくはマスター・スハント?)です。
世の中にご自分は超能力者だとおっしゃる方は、それこそ玉石混交でゴマンといらっしゃいましょうけれど、彼は正真正銘の本物だったと先生はおっしゃいます。
まず、マスター・スジャンタとの出会いは、以前にもこのブログに登場してくださいました、宇賀神先生の親友でありお弟子さんでありますY先生がきっかけです。
Y先生は、その当時世界的に有名でいらしたサイババさんにお会いするために、インドにございますの彼のアシュラムに行っておられました。
むか~し聞いたお話ですと、何でもサイババさんの手からは“聖なる灰”のようなものが出現するとか?・・・よくは分かりませんが、とにかく当時は奇跡を起こされると有名な方でした。
サイババさんにお会いするために世界中から人々が集まって来られていましたから、彼のアシュラムに行きましても、何日も待たされましたうえ、必ずしもお会いできるとは限らなかったそうです。
Y先生はサイババさんのアシュラムに滞在なさり、数日にわたってお会いする機会を待っておられました。
そこで、ただボーっと待っているのも何でしたので、Y先生はそのアシュラムに同じように滞在なさっている大勢の人達を治療なさっていました。
世界中からいらした見ず知らずの人達を、です。
Y先生はお医者様ですが、宇賀神先生のお弟子さんでもいらして、また色々な治療法の研究もなさっておいででした。
ですので、宇賀神先生のように、病院の設備がなくても“治療”なさることは可能でした。
そのアシュラムで、Y先生がある人の首の骨のずれを治そうとなさったときのことです。
当人を前に座らせ、向こう側を向いていただき、当時よく使われていた“打法”でもって、背中側から首の骨のずれを動かそうとなさいました。
そのとき、ちょうど向こう側からマスター・スジャンタが通りかかられました。
まさに目の前の人の首の骨を打法で打とうとなさったとき、マスター・スジャンタが、
「オー、サイキック・ボーイ!(おや、超能力者だね)」
とおっしゃりながら、Y先生の目の前の方の首をスーッとなでて行かれました。
すると、Y先生は、今さっきまでご自身が治そうとなさっていた首の骨のずれが、既に治ってしまっていたことに気づかれました。
あのひとなでで、彼は治してしまった!
びっくりなさったY先生は、慌ててマスター・スジャンタを追いかけられ、どのような素性でいらっしゃるのかお伺いしました。
すると彼は、インドネシアのスハルト大統領の政治顧問をなさっていて、サイババさんのご親友でいらっしゃると答えられました。
(この、彼の経歴につきましては、宇賀神先生がマスター・スジャンタから直接お聞きになったわけではなく、Y先生からの伝え聞きです。)
そして、マスター・スジャンタは、ふとからかうように、突然このようにおっしゃいました。
「あなた、このインドで乞食の家に行ってご飯をご馳走してもらうなんて、ダメだよ。」
と。
それはY先生がアシュラム滞在中に街に出かけられ、偶然出会われたお乞食さんとのことを、知られるはずもないマスター・スジャンタが話された瞬間でした。
(その2につづく)
合掌