この数日、九州の方では大雨の被害が大きいようです。
被災されました方達に、心よりお見舞い申し上げます。
このようなとき、皆さまも、たとえご自身のお身内が被災地域に住んでおられなくても、自然と被災された方達のご無事を祈られるのではないでしょうか。
人は、自然と、祈る。
ときに自分の為だけでなく、他者の為にも。
それは、本能に近いところで、祈りというものの力を知っているからでしょうか。
宇賀神先生にとりましては、祈りには力がある、ということは「当然のこと」です。
別にどなたと議論するまでもなく、また証明する必要すら感じず、当たり前のように思われています。
だからこそ、それをお仕事にもできておられるわけですが。
ですが今の世の中、全ては科学という物差しで測れない(証明できない)と、信じることは難しいようです。
もちろんこの“科学的な姿勢”のおかげで世の中の色々なことが理性的・合理的に考えられて、今の素晴らしい世界になりました。
ただ、少し残念であるとしますなら、科学の物差しでは測れない物事を、論外だと排除してしまうことでしょうか。
例えば先程の「祈りには力がある」というようなことです。
可能性としましては、それはもしかしたら、科学の物差しの大きさが、ただ単に祈りの力を測れるほど大きくなってないだけかも知れませんね?
ずい分と以前に知ったのですが、リン・マクタガートさんとおっしゃる女性がある実験をなさったそうです。
たしか、アメリカの西海岸に住んでおられる何人かの方達でグループを作り、アメリカの東海岸で入院なさっている患者さんグループの健康を祈る、という実験です。
双方とも面識がない方達でグループを作ります。
さらに祈ってもらう方の患者さん達には、ご自身が誰かに祈ってもらっている、ということを知らせません。
そして同じく東海岸の別の患者さん達で、誰にも祈ってもらわないグループも作りました。
すると実験の結果は、やはり、祈ってもらっていた患者さん達のほうが、誰にも祈ってもらわなかった患者さん達よりも、回復が早かったそうです。
と、ここまでは、宇賀神先生のなさっていることをご存じの方達でしたら、想像に難くないと思われます。
きっと、そういうことだってありえるよね、と思えます。
じつは、さらに素晴らしいことには、見ず知らずの患者さんの健康を祈られた、西海岸の人達の健康まで増進してしまったそうなのです。
これはすごいことだと思いませんか。
「情けは人の為ならず」ということわざが、意識のレベルでも起こるのです。
人の健康を祈るとなぜか自分まで健康になってしまうなんて、神様佛様はなんて素晴らしいギフトを私たちにくださったのでしょうか。
じゃあきっと、人の幸せを祈ると自分まで幸せになる、ということだって起こり得ますよね?
祈りには、力がある。
その力は、祈った方にも祈られた方にも、双方に作用する。
そして人は、本能に近いところで、自然と祈る。
自分の為だけでなく、他者の為にも自然と。
本当に素晴らしい天からのギフトだと思っております。
多くの人の、善なる祈りが、天にも届きますように。
合掌