情けなくなんかない! & 目に見えない微細身について

ひどく、或いは長くお身体を患われたことがおありなら、もしかしたら貴方様も一度はご経験なさったかも知れません。

「情けないねぇ」

という思い。

責任感の強い日本人気質のためか、身体が痛く、つらく、その為にしたいこと・しなければならないことが思うようにできず、となるとご自身を責めてしまわれます。

「こんなに痛いなんて、情けないねぇ」

また、ご病気の方に限らず、お年を召した方が段々と以前のように動けなくなり、

「こんなに思うように動けなくなるなんて、情けないことですわ」

とおっしゃる方も。

このようことをお聞きする度に、私は心の中では叫びながら、でも表面上はにこやか(?)に

「情けなくなんかないですよ~。」

と申し上げます。

実際問題としましても宇賀神先生のお仕事を横で見ていまして、情けないと思われるより、お身体に感謝なさっている方のほうが何倍も回復が早い!と実感しております。

そしてそれは、今日お話ししますこんなエピソードにもよります。

以前に宇賀神先生のご相談者さんでいらした女性のことです。

その方は看護師さんをなさっていて、宇賀神先生とのお話の中で、先生にふと尋ねられたそうです。

彼女が勤められている病院に、何らかの事情で片腕の肘から先を切り落とされた患者さんが入院してらっしゃいました。

その方が「無いはずの腕が痛い」とおっしゃるとのことでした。

ですが無い腕がそもそも痛いはずもなく、治療することも叶わず、困っておられました。

すると宇賀神先生は

「ああ、それは無くしてしまった腕の微細身(みさいしん)が痛いんだね」

とおっしゃいました。

まず、この微細身についてご説明申し上げます。

これは気功などの代替療法の世界では有名な考え方(多分)ですが、身体には3つの構成要素があります。

それは

原因身(げんいんしん)

微細身(みさいしん)

粗大身(そだいしん)

です。

原因身とは、いわゆる魂のこと。

その人がこの世に生まれたもと(原因)です。

その人が亡くなりますと、この魂(原因身)があの世に帰ります。

あの世に帰りきれずに、この世に留まったままのものが霊として感じられたりします。

その外側に微細身という、いわゆる氣のボディ(氣でできた身体)があります。

外側と申しましても、氣の世界のことは空間や時間の概念を超えたものとされていますので、実際に私たちが考える「外側」とは少し違うかも知れません。

ですが、よくオーラと呼ばれておりますものはこの氣のボディのことで、見る人によりましては「身体を包むように存在している」という風に見えたりします。

或いは「実際の身体に重なるように存在している」と言えるのかも知れません。

先述のY先生が、宇賀神先生の身体にありました深江のお稲荷さんによる「氣のボディの手術跡」を見つけられたのも、まさに実際の身体の膵頭部にあたるところがくり抜かれていたためです。

そして粗大身とは、この目に見えます実際の身体です。

宇賀神先生は、看護婦さんをなさっていたその女性に、患者さんの実際の身体の腕は切り落としてしまったけれど微細身の腕が残っていて、それが痛むのでしょうとおっしゃいました。

「どうしたら痛がるのをとめてあげられますか?」

とその女性は尋ねられました。

すると宇賀神先生は

「そしたらね、その人の肘から先の腕をまるで在るように持ってあげて、優しくなでて、

”よくがんばってくれたね。ありがとうね。

切り落とすことになってしまって本当にごめんね。

ありがとう。ありがとう。”

と、なでながら言ってあげて。」

と教えてさしあげました。

その女性はその後、病院で痛がる患者さんに先生のアドバイス通りしてさしあげたそうです。

するとその患者さんはポロポロと涙を流され、以後は二度と痛いとおっしゃらなくなったそう。

片腕を無くされた患者さんの、氣のボディだけがとり残された片腕、優しく感謝されて、”愛の手”でなでてもらって、痛みが止まりました。

その患者さんの氣の片腕だけがどうして取り残されていたのかは分かりません。

ですが、愛され、感謝され、労をねぎらってもらって、納得?されたのでしょうか。

その瞬間、実際の手術も含めまして、本当の意味でその患者さんは癒されたのだと思います。

このようなお話をお聞きしますと、例えば風邪を引いてしんどいときでも、

「私の身体、がんばってるよねー。

いつもありがとう。」

と言ってあげたくなります。

さらに申し上げますと、あの高校3年間の腰が痛かった私に、

「情けないなんて思わなくていいよ。そんなに痛いのによくがんばってくれたね。ありがとう。痛くしてしまってごめんね。これからも大事にしていくよ。」

と言ってあげたくなります。(と申しますより、過去の自分に本当に言っております。)

また、このお話をお聞きまして、その患者さんに実際にお会いすることなくその方を救われた宇賀神先生もすごいなーと私はホレ直しました♥(いちいちノロケなくていい?)

宇賀神先生のところへ来られる方達は、先生のお力により不思議と病気など治られる方がほとんどです。

それにプラスしまして、ご自身のお身体をねぎらうように大事に思っていただけますと、効果は倍増!です。

ご病気などに対してましても前向きに取り組まれている方のほうが、ご回復は早いと本当に実感しています。

こんなに皆様のために毎日がんばってくれている皆様のお身体が、「痛い・動けないで情けない」なんて思われてしまう悲しいことが起こりませんよう、お祈り申し上げております。

そしてもし、ご自身の病気などにも関わらず「情けない」なんて悔やんだことない、という方がいらっしゃいましたら、貴方様は本当にお幸せです。

どうかこれからも、そのままご自身を愛してくださいますよう、お祈り申し上げます。

合掌

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