使い魔と守護霊団と その3

(その2のつづき)

 

宇賀神先生はいつも、

「霊はゼロ以下、マイナスの存在だからね。

プラスの存在である人間が関わってもエネルギーを取られるだけで、何ひとついいことないからね。

マイナスの存在の霊からは何もいいものは生まれない。」

と、おっしゃいます。

ですので、特に霊の話を持ち出された場合、ほとんど相手になさいません。

 

そして幸か不幸か?、目に見えない霊が原因で自分は今苦しんでいる、と思われていらっしゃる方でも、ほとんどの場合、宇賀神先生が本当に霊障だと思われることはありません。

大概は「この苦しみは自分のせいじゃない」と思いたい方の作られた心象世界だったりします。

きつい言い方ですが、原因を現実や自分の中に求めるより、何か他のせいにした方が気が楽なのです。

 

大切なのは、目の前の現実です。

こんなに色々が見える宇賀神先生でさえ、ご病気や人生に関するご相談を受けた場合、目に見える現実世界が9割以上、目に見えない世界の問題は1割以下、の割合で事の対処に当たられます。

ご病気の方ほど、心が弱られて「これは霊や前世の因縁のせいでは」などと不安になられますが、先生は、

「病気は病気として治しましょう」

とおっしゃいます。

目の前の不具合を安易に目に見えない世界の原因に結びつけるのではなく、現実の中に病気や問題の原因と結果を求める。

ごくごく「あたりまえ」に物事をとらえます。

 

そして、宇賀神先生が「この人は本当に霊が見えている」と感じられた方には、

「霊なんかのマイナスの存在には捕らわれないように」

と、アドバイスなさっています。

「山や木の景色が見えるのと同じと思って、捕らわれない、人にむやみに語らない、無視するんだよ」

と。

街でたくさんの人にすれ違いますが、いちいち通りすがりの人に心捕らわれたり関心など持ちませんよね。(よっぽどのイケメンでない限り?)

いちいち、そこら辺にいるどうでもいい霊など、気にもかけなくていいのです。

そう、よく「霊が見える」とおっしゃるのは、低級なものが多いのです。

宇賀神先生のおっしゃるマイナスの存在ですね。

気にかけるから、そのマイナスの存在が余計に近寄ってきます。

寄ってこられましても、自分のプラスのエネルギーを吸い取られて運気が下がるだけですから、人生の損です。

人生になぁんにも益しない存在など、無視しましょう。

 

宇賀神先生は前述のフェリーの中でお会いした“とても鮮明に見えた”女性にも、

「見えてしまうものはしょうがない、と思って気にしないように」

とアドバイスなさっていました。

そして、

「霊的なことを標榜している宗教団体には関わらないように。

いいように利用され、霊なんかに関わるうちに最後は精神的にボロボロになるだけだから」

と。

 

宇賀神先生が私によく話してくださる使い魔や守護霊団のことは、私にとりましては「とても愉快な仲間たち」という感じです。

聞いていても楽しい。

想像しても愉快。

そして明るい、と思います。

実際に人々のお役に立っていますし、頼もしい存在です。

ですので私たちはよく笑いながら守護霊団の話などするのですが、

笑えない・楽しくもない存在でしたら、

そんなものは、無視します。

 

私の人生はもっと素晴らしいことのためにつくられた、と信じています。

世の中の素晴らしいもの、美しいもの、愛しいもの、で私の心の中をたくさん満たしていきたいと思っています。

 

合掌

 

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