宇賀神先生との出会い

今日は宇賀神先生と私の出会いをお話ししたいと思います。

 

私は高校１年生のとき、学校の器械体操部に入部しました。

柔軟な身体にとっても憧れていました。

まあ、ですが、憧れるというのはつまり私は身体が固かったのであって、そんなに運動が大得意だった訳でもありませんでしたので、案の定故障をきたしました。

１年生の夏にひどく腰を痛めたのです。

 

その腰痛はとても重く、朝はまだ痛みもマシに目覚めるのですが、昼前にはもう痛くて痛くて、腰に手を当てながら歩くというほどでした。

もちろんクラブは辞め、体育の授業も１年生の夏以降、卒業するまで出られずじまい。

服もＧパンなんか腰に負担がかかってしまって痛くて、とてもじゃないですが、はけません。

お洒落をする気力もなく、柔らかく腰に負担のかからないジャージでほとんど生活していました。

身体のどこかに絶え間ない痛みがあるって、本当につらいですね。

ぎっくり腰も高校３年間に３回もなってしまい、私の青春時代はまさに腰痛地獄でした。

 

転機が来たのは大学１回生の時です。

知人の紹介で、ある女性鍼灸師さんのところに通うようになりました。

その鍼灸師さんはとても魅惑的な方でしたが、鍼だけでなく不思議な治療も施してくださいました。

彼女は私の身体に実際には触れず、でも私の身体感覚としては”内臓や骨ごと直接中を触られている”感触がして、何らかの治療をなさっているようでした。

回を重ねるうちに徐々に身体が整えられていくという感覚があり、気がつくと、彼女のところに通いだしてから半年もしないうちに腰の痛みは無くなっていました。

「あれ、そう言えば最近、腰が痛いってあんまり思ってない？」

あんなに高校の３年間苦しんだ腰痛がいつのまにか無くなっていることに気づいた時には驚きました。

そして、その鍼灸師さんに「先生がなさったのはもしかして”気功”とかいう治療なのですか？」と恐る恐る聞きました。

「そうよー。興味ある？」

「はい、あります！」

「じゃ、私が教わった先生が勉強会をなさってるから行くといいわ。とっても気さくな先生よ。」

と、言われて通いだしたのが、宇賀神先生の勉強会でした。

 

テレビや本で”手を触れずに治す”、”気功”、などと話は聞いてはいましたが、「ホントかな～」と半信半疑でした。

ですが現に自分自身が体験してあんなに苦しかった腰痛が無くなってしまいましたので、信じるもなにも、（他の方達のことは分かりませんが）宇賀神先生のことを疑う余地はありません。

こうして私は宇賀神先生の勉強会に参加するようになり、後にこの人と結婚することになるなんて夢にも思わず、先生にお会いしたのでした。

大学１回生のうら若き乙女でございました。（と、ここで懐かしむように遠い目をする・・・）

 

「ご縁」って、よくいいますが、本当に不思議なものですね。

「よくあのご縁の細い糸をたどって、あそこで道を違えずに、ここまで・この人までたどり着いたなー」と思うことが沢山あります。

と同時に人生にムダはないのかも、とも思えます。

高校時代の３年間は私にとって本当につらく苦しいものでしたが、あの時期があったからこそ、身体がつらい苦しみがどんなものかを知ることができ、またそれを取り除く術を学ぶ機会を得て、そこからさらに神様や佛様の世界にも出会え、出家得度して高野山（真言宗）で権教師（ごんきょうし）の資格までいただき・・・そして何故か宇賀神先生と結婚することに・・・？

人生に起こったいいことだけでなく悪いことにも感謝できるように、って、こういうことなのかなと思います。

 

ということで、初のツーショットを添付してみます。

まだまだブログツールに慣れませんが、写真を載せることがやっとできました。

いきなりリラックスしすぎの写真でごめんあそばせー！

 

（＊注：宇賀神先生のなさっていることは加持祈祷であり、正確には気功とは違いますが、他の人からしたらそのような区別は分からないようです。というよりどっちでもいいのかな？）

 

合掌