よく、「宇賀神 龍仙(うがじん りゅうぜん)」は本名ですかと尋ねられます。
あまりにも出来すぎた名前の様に見えるのでしょうか。
”宇賀神”様は、古くから日本に存在した神様です。
宇迦之魂神(うがのみたまのかみ)を意味し、歴史の変遷のなかでインドから伝来した弁天様と合わさり宇賀神弁財天(うがじんべんざいてん)となったり、また現在も広く稲荷神社の御祭神であったりもします。
そのお姿は最も古い時代から、とぐろを巻いた白蛇や、白龍、龍、などに表されることが多いです。
蛇の流れるような歩き姿のイメージから→水→川→龍→サラスバティというインドの川の神様→イコール”弁天様”
などと、日本の神様も長い歴史の中で色々とお姿や司る事柄が変わったり、インドから中国伝来の神様や佛様とひっついてみたり、複雑な関係が出来上がっています。
そして宇賀神 龍仙という名。
もともと水や神様に関係の深い”宇賀神”姓に”龍”では確かに出来すぎですね。
宇賀神は本名。
龍仙は僧名です。
神様の姓を持つ宇賀神先生が佛様の世界で出家しましたのも、有り難いご縁をいただいたと思っております。
しかも高野山で伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を授かり阿闍梨さまとなり、お大師様の遥か遠~いお弟子さんとなれたなんて、何と幸せなことでしょうか!
神様とも佛様ともご縁が深いなんて、ホント贅沢ですね。
明日は是非そのご縁の深い神様の一柱でいらっしゃる、とっても素晴らしい「深江のお稲荷さん」との出会いのお話をご紹介したいと思います。
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なぜ明日は「深江のお稲荷さん」かって?
じつは今日は宇賀神先生の仙台出張を終え、山形の蔵王温泉に湯治に来ています。
蔵王の麓、山形駅前に、これまた素晴らしい歌懸稲荷(うたかけいなり)さまがいらっしゃるのですが、
「せっかく旅先だし、歌懸のお稲荷さんをご紹介しよう!」と思った私の頭に
「それならワシ(深江のお稲荷さん)が先だろう」というお声が聞こえました。
ハイっ!宇賀神先生の命の恩人でもあり、これから先の人生の全てのもといである深江のお稲荷さんが先でございますっ!
ということで、続きは明日、私も大好きな深江のお稲荷さんについて。
合掌