「氣」という概念 ― Qi Power あるいは日本ターザンとの出会い その1

人生の中で色んな出会いやきっかけやターニングポイントがあり、今の自分にたどり着いたと思います。

宇賀神先生が今の能力を得たきっかけもいくつかありますが、今日はその中でも大きな位置を占める「日本ターザン」との出会いについて。

名前が面白いでしょう?

その方は「日本ターザン」、その名も「三浦MAX」と名乗られたそうです。

 

宇賀神先生はいわゆる団塊世代。

先生の記憶に間違いがなければ、それこそ小学校時代はひとクラス60人以上、1学年15クラスほどのマンモス校だったそうです。

先生の通っていた宮城県仙台市の榴岡(つつじがおか)小学校に、時折見世物を披露してくれる人達が訪れました。

変わった見世物(と言えるのか)も多く、例えば”全身顔運動”のおじさん。

真冬の仙台にラクダのパンツ一枚で登場し、いわく、「顔は冬でも服を着なくて平気だろう。だから全身顔になればパンツ一枚でも寒くないんだ」と。

そのおじさんは”全身顔”になるためにタワシによる乾布摩擦を勧められました。

(叶恭子サマの「わたくしは全身が顔です。どこを見られても恥ずかしくありません」の元祖でしょうか?)

もちろん面白いことにはすぐに飛びつく宇賀神少年。

家に帰り早速タワシで顔と全身を乾布摩擦したのですが・・・痛くて即・断念したそうです。

そんな見世物でいらした中の一人が「日本ターザン・三浦MAX」さんでした。

見かけは普通のおじいさんでしたが、上半身裸で、まさにパフォーマンスがターザンそのものだったそうです。

例えば、ひとクラス60人の6年生のクラスを2クラスも相手に綱引きをします。

綱をぐるりと腰に巻き付け「引いてみろ」と、120人の6年生に綱引きをさせますが、ビクともしません。

五寸釘を歯で食いちぎったり、鉄の鎖を素手でブチブチッとまるでお餅のようにちぎります。

そして彼の身体の中には、日中戦争の時に被弾した砲弾の破片がジャラジャラと音をたてて残っていたそうです。

彼は言います。

「わしは日支事変で戦っていたときに間近で砲弾が爆発し、その破片を腹に浴びて死にかけた。味方の日本兵にも見捨てられ、どうすることもできずにいた。

すると、仰向けに倒れているわしのところにトラがやってきた。”ああ、わしはこのトラに喰われてしまうのか”と思っていると、そのトラがわしの額をペロリと舐めたのだ。

そうしたらどこからともなく仙人が現れ、”お前には仙縁(仙人になる縁)がある。助けてやろう。”と言って、わしを助けてくれた。傷を治し、元気にしてくれ、仙術を教えてくれた。

じゃが、腹の中の砲弾の破片はそのまま残しておくと言って、ホラ、この音がそうじゃ。」

彼がお腹を揺さぶると、中でジャラジャラという金属音がします。

 

不思議な不思議な「日本ターザン」。

やはり、宇賀神少年は強烈に憧れてしまいます。

見世物が終わったあと、宇賀神少年は日本ターザンのもとへ駆け寄ります。

「弟子にしてください!」

 

(明日へつづく)

 

合掌

 

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ありがとうございます♥

2件のコメント

  1. いつも 楽しく拝読しています。
    ありがとうございます。
    と、かたい挨拶はここまでにして‥‥

    息子が愛し尊敬する宇賀神先生。ブログを読みながら 先生の偉大さを再確認したり おちゃめな姿に思わず笑ってしまったり、もう先生への愛が止まりません(o^^o)
    綾野さんには到底 及びませんが‥(*^_^*)

    この後 宇賀神少年がどうなるのか? ワクワクします(*^o^*)

    ついに私もコメントデビュー出来ました。
    これからも頑張りますV(^_^)V

    1. みのり様、ありがとうございます!
      初めてのブログ、そして人生初のコメントをいただきましたー!
      とっても嬉しいです。
      息子様にもよろしくお伝えくださいませ!

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