大阪市の東成区 深江(ひがしなりく ふかえ)に、とっても素敵なお稲荷さんがあります。
「深江稲荷神社」 です。
規模こそそんなに大きくありませんが、歴史は古く、今のお伊勢さんが伊勢に移られる頃の時代に、奈良の笠縫邑(かさぬいむら)からこの深江の地に来られました。
現在は「摂津笠縫邑」として大阪府の史跡に指定されているようです。
私は実は深江の出身で、お稲荷さんは実家から歩いて5分ちょっとです。
また、宇賀神先生との今現在の住まいからも10分程で歩いて行けます。
とっても温かく広いお心の神様で(と、私は感じています)、お参りしますとまるで春の野のやわらかな陽射しに包まれるような心地が致します。
雨の日でさえ、明るい日の光が見えるようです。
さてこのお稲荷さんですが、宇賀神先生が出会われたときのことは少々驚きでした。
まだお付き合いしていた頃、夜に私を家まで送ってきてくださった際に、たまたま2人で深江のお稲荷さんの前を通ったときのことです。
「おい、そこのお前、背中にそんなものくっつけてて大変だな。
命に関わるから、ちょっとここへ来なさい。」
と、先生にお声が掛かりました。
先生が「お稲荷さんに呼ばれたよー」とおっしゃるので2人でお参りしますと、先生の背中のある場所が急に熱くなり、その日は冬の夜でしたが、着ているコートの上からでもその温もりが伝わるほどでした。
宇賀神先生が「背中が熱いわー。背中のここのところが最近ずっと痛かったんだけど・・・あれ、痛くなくなってる。」とおっしゃって。
2人で喜びながらお礼を申し上げ、その場を後にしました。
その後日、宇賀神先生が、お弟子さんであり親友でもある医師のY先生に会った時のことです。
Y先生も普通の人には見えないものが見える方ですが、突然、
「宇賀ちゃん、どうしたの、その胃の裏のすい臓のところ!氣のボディがキレイにぽっかりとくり抜かれてるよ!?すごいね、その術者。一体誰にしてもらったの?」
と、びっくりなさって尋ねられました。
「ええっ」と宇賀神先生のほうが驚かれ、実は先日とあるお稲荷さんにお参りしたときに云々、と説明なさいました。
Y先生は、「背中のそこがそんなに痛くて、ちょうど膵頭部のあたりがこんなにキレイにくり抜かれて痛みが止まったのなら、もしかしたら膵臓がんだったかも知れないね。普通だったらそんな痛むほどのは、もう助からないよ。お稲荷さんに助けてもらって良かったね~。」とおっしゃいました。
宇賀神先生がお稲荷さんとのエピソードを話す前にY先生が、言うなれば”氣による手術跡”を見つけておっしゃったのには驚きでした。
いくら宇賀神先生が「お稲荷さんに背中の痛いのをとっていただいた」と思われても誰にも証明できませんが、全然関係のない人から何も話さないうちに「氣のボディの一部がぽっかりくり抜かれている」と言われると、やっぱりあれはホントだったんだ~と思えます。
Y先生の推察が正しければ、痛むほどのすい臓がんを消していただいたことになります。
お稲荷さんに、命を助けられました。
その時から深江のお稲荷さんに惚れ込み、ついには近くに住むようになり、今も足しげくお参りさせていただいております。
お稲荷さんの御祭神の一柱はやはり稲倉魂大神(うがのみたまのおおかみ)と書かれていました。
深江のお稲荷さん、貴方様のおっしゃいましたように、まずどなた様よりも先にお稲荷さんのことをご紹介させていただきましたよ。
いつも温かくお見守りくださりありがとうございます。
合掌